適応
1腎癌
2慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重症度の軽減
3菌状息肉症,セザリー症候群
注意3内臓病変を有する患者に対する有効性・安全性未確立
用法
1生食液又は5%ブドウ糖に溶解し,点滴静注 Ⅰ法(連日投与):1日1回200万~300万単位/m2 Ⅱ法(間欠投与):1日1回1,000万単位/m2を5日間連日 9日間休薬 これを2回繰り返す その後,1日1回1,000万単位/m2を隔日3回 9日間休薬 これを2回以上繰り返す(増減) 21日1回25万単位/m2を週1~3回 皮下注 ►安全性からみて上記投与量の継続が困難と判断された時は適減又は中止.1回25万単位/m2を超える高用量投与は望ましくない.安全性・有効性未確立 31日1回200万単位を生食液又は5%ブドウ糖等に溶解し,週5回点滴静注.効果不十分な場合は1日1回400万単位を上限として増量(適減)
禁忌
1)過敏症(本剤,インターフェロン製剤)
2)過敏症(ワクチン等生物学的製剤)
注意
〈基本〉
➊間質性肺炎の発現→十分説明.咳嗽,呼吸困難等発現時は直ちに連絡するよう患者に注意
②重篤なうつ状態の発現→患者・家族に十分理解させ,不眠,不安等発現時は直ちに連絡するよう注意喚起
③自己免疫現象の発現
④長期投与の場合には,臨床効果及び副作用の程度を考慮し投与.効果が認められない場合は中止
⑤過敏症等の反応を予測するため,十分な問診,プリックテストの実施が望ましい
⑥間欠投与又は一時中止し,再投与する場合,過敏症の恐れ→慎重に
⑦投与において,一般に発熱がみられる.その程度は個人差が著しいが高熱を呈する場合もあるので,発熱に対して予め十分配慮
⑧骨髄機能抑制(白血球減少,血小板減少,汎血球減少等),肝機能障害等,腎機能障害のおそれ→定期的に臨床検査等観察
⑨糖尿病の増悪又は発症→定期的に検査(血糖値,尿糖等)
〈適用上〉
①調製時
a)溶解用時溶解し溶解後