適応
1血管肉腫
2腎癌
3神経芽腫に対するジヌツキシマブ(遺伝子組換え)の抗腫瘍効果の増強
用法
11日70万単位 分1~2 連日 点滴静注 年齢,症状により増減 ►最大投与量:1日140万単位 21日70万単位 分1~2 連日 点滴静注 年齢,症状により増減 ►最大投与量:1日210万単位 増量により,肝機能検査値異常,体液貯留を起こし易くなるため注意 3ジヌツキシマブ及びフィルグラスチムと併用し,1日1回75万単位/m2又は1日1回100万単位/m2を24時間持続点滴静注 28日間を1サイクルとし,2,4,6サイクルの1~4日目に1日1回75万単位/m2,8~11日目に1日1回100万単位/m2を投与
禁忌
1)過敏症
2)過敏症(ワクチン等の生物学的製剤)
注意
〈基本〉
①臨床効果及び副作用の程度を考慮し,効果が認められない場合には中止
②過敏症等の反応を予測するため,十分な問診とプリック試験実施が望ましい
③投与直後から発熱等の全身症状が現れ易い→必要に応じ解熱薬の投与等処置
④著明な好酸球増加→減量・休薬等の処置
⑤皮下投与での有効性未確立
〈適用上〉
①薬剤調製時
a)1V当たり添付の注射用水1mLを加え溶解
b)1回量を生食液又は5%ブドウ糖液等の200~500mLに加えて点滴静注
c)溶解用時調製し溶解後は速やかに使用
〈その他〉臨床において,リンパ腫瘍の増悪を来した報告はないが,in vitroで報告があるので,リンパ系腫瘍合併例に投与は注意
患者背景
〈合併・既往〉
①アレルギー素因
②心疾患又はその既往歴(悪化)
〈腎〉悪化(主に腎にて代謝・排泄される→腎機能低下例では副作用が強く発現) 〈肝〉重篤な肝障害(悪化)
〈妊婦〉非推奨(動物で流産並びに母動物に対する毒性の二次的な影響と思われる胎児の奇形の報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で移行) 〈小児〉12臨床試験は未実施 〈高齢〉慎