診療支援
薬剤

ゲフィチニブ新様式H運転△
4291
gefitinib
イレッサ Iressa(アストラゼネカ)
 :250mg
AGゲフィチニブ「DSEP」(250 第一三共E),ゲフィチニブ(250 各社)

適応

EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌 注意

1)EGFR遺伝子変異検査を実施.EGFR遺伝子変異不明例の扱い等を含め,投与時は,日本肺癌学会「肺癌診療ガイドライン」等の最新情報を参考

2)術後補助療法における有効性及び安全性は未確立

3)添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上,適応患者を選択

用法

1日1回250mg経口 注意日本人高齢者において無酸症が多いことが報告→食後投与が望ましい

!警告

1)患者に本剤の有効性・安全性,息切れ等の副作用の初期症状,非小細胞肺癌の治療法,致命的となる症例があること等について十分に説明し,同意を得た上で投与

2)本剤の投与により急性肺障害,間質性肺炎が現れることあり→胸部X線検査等を行う等観察を十分に行い,異常が認められた場合には中止し,適切な処置.尚,患者に対し副作用の発現について十分説明.又,急性肺障害や間質性肺炎が本剤の投与初期に発生し,致死的な転帰をたどる例が多いため,最低でも投与開始後4週間は入院又はそれに準ずる管理の下で,間質性肺炎等の重篤な副作用発現に関する観察を十分に行う

3)特発性肺線維症,間質性肺炎,じん肺症,放射線肺炎,薬剤性肺炎の合併は,投与中に発現した急性肺障害,間質性肺炎発症後の転帰において,死亡につながる重要な危険因子である.このため,治療を開始するにあたり,特発性肺線維症,間質性肺炎,じん肺症,放射線肺炎,薬剤性肺炎の合併の有無を確認し,これらの合併症を有する患者に使用する場合には特に注意

4)急性肺障害,間質性肺炎による致死的な転帰をたどる例は全身状態の良悪にかかわらず報告されているが,特に全身状態の悪い患者ほど,その発現率及び死亡率が上昇する傾向.投与に際しては状態を慎重に観察等,十分に注意

5)施設緊急対応.医師十分な経験

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

①急性肺障害,間質性肺炎等の重

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