適応
EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌 注意
1)EGFR遺伝子変異検査を実施.同検査の実施には十分な経験を有する病理医又は検査施設で承認された体外診断薬を用いEGFR遺伝子変異が確認された患者に投与
2)添付文書中の「臨床成績」の項の内容を熟知し本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上,適応患者の選択を行う
3)術後補助療法における有効性及び安全性は未確立
用法
1日1回45mgを経口.尚患者の状態により適宜減量 注意
①他の抗悪性腫瘍剤との併用に関し有効性及び安全性は未確立
②副作用が現れた場合は次の基準を考慮し本剤を休薬,減量又は中止(GradeはNCI-CTCAE v4.03に準ずる)
〈本剤の減量段階〉
①減量段階:通常投与量
a)投与量:45mg/日
②減量段階:1段階減量
a)投与量:30mg/日
③減量段階:2段階減量
a)投与量:15mg/日
〈副作用に対する休薬,減量又は中止基準の目安〉
①副作用:間質性肺疾患(ILD)
a)程度:全Grade→処置:中止
②副作用:下痢
a)程度:Grade2の場合→処置:Grade1以下に回復まで休薬し回復後同一用量又は1段階減量して投与再開可
b)程度:Grade3又は4の場合→処置:Grade1以下に回復まで休薬し回復後1段階減量して投与再開可
③副作用:皮膚毒性(発疹,紅斑及び剥離を伴う皮膚の症状)
a)程度:Grade2の場合→処置:Grade1以下に回復まで休薬し回復後同一用量又は1段階減量して投与再開可
b)程度:Grade3又は4の場合→処置:Grade1以下に回復まで休薬し回復後1段階減量して投与再開可
④上記以外の副作用
a)程度:Grade3又は4の場合→処置:Grade2以下に回復まで休薬し回復後1段階減量して投与再開可
!警告
1)施設緊急対応.医師十分な知識,経験.IC(特に間質性肺疾患の初期症状,服用中の注意事項,死亡例があ