診療支援
薬剤

オシメルチニブメシル酸塩新様式H
4291
osimertinib mesilate
タグリッソ Tagrisso(アストラゼネカ)
 :40・80mg

適応

1EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌

2EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法

注意

1)EGFR遺伝子変異検査を実施する.検査の実施には,十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により,承認された体外診断薬又は医療機器を用い,EGFR遺伝子変異が確認された患者に投与.尚,承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については,ウェブサイトから入手可能

2)添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解の上,適応患者を選択

3)1他のEGFRチロシンキナーゼ阻害剤による治療歴を有し,病勢進行が確認されている患者では,EGFR T790M変異が確認された患者に投与

4)2白金系抗悪性腫瘍剤を含む術後補助療法の適応となる場合は,当該治療を終了した患者を対象とする

5)2病理病期IB期(AJCC/UICC 第7版)の患者に対する有効性・安全性未確立

用法

80mgを1日1回経口.但し,術後補助療法では,投与期間は36カ月間まで.尚,患者の状態により適減 注意

①他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立

②副作用がみられた場合は,症状,重症度等に応じて,以下の基準を考慮して,本剤を休薬,減量又は中止.減量する場合には,40mgを1日1回投与

!警告

1)施設緊急対応.医師十分な知識・経験.IC(特に,間質性肺疾患の初期症状,服用中の注意事項,死亡に至った症例があること等に関する情報)

2)投与により間質性肺疾患が現れ,死亡に至った症例が報告されているので,投与期間中にわたり,初期症状(呼吸困難,咳嗽,発熱等)の確認及び定期的な胸部画像検査の実施等,観察を十分に行う.異常が認められた場合には中止し,適切な処置.又,特に治療初期は入院又はそれに準ずる管理の下で,間質性肺疾患等の重篤な副作用発現に関する観察を十分に行う

3)投

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