診療支援
薬剤

ダサチニブ水和物新様式EH
4291
dasatinib hydrate
スプリセル Sprycel(ブリストル)
 :20・50mg(ダサチニブとして)
ダサチニブ(20・50 各社)

適応

1慢性骨髄性白血病

2再発又は難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病

(一部後発品は効能効果に違いあり) 注意

1)染色体検査又は遺伝子検査により慢性骨髄性白血病と診断された患者に使用

2)添付文書の「臨床成績」を熟知し,有効性及び安全性を十分理解した上で,適応患者の選択

3)イマチニブ抵抗性の慢性骨髄性白血病患者に使用の際は,イマチニブに効果不十分又は忍容性のない患者を選択

用法

1慢性期:1日1回100mg(増減) ►1日140mgまで増量可 移行期又は急性期:1回70mg1日2回(増減) ►1回90mgを1日2回まで増量可 21回70mg1日2回(増減) ►1回90mgを1日2回まで増量可 注意

①添付文書の「臨床成績」を熟知の上,状態や化学療法歴に応じて選択

②他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立

③副作用により休薬,減量又は中止の際は,症状,重症度等に応じて以下の基準を考慮

a)血液系の副作用と投与量調節の基準

1.慢性期慢性骨髄性白血病(CML)(初回用量1日1回100mg):〔好中球数/血小板数:好中球数<1,000/mm3又は血小板数<50,000/mm3〕投与量調節

ア)好中球数1,000/mm3以上及び血小板数50,000/mm3以上に回復するまで休薬

イ)1日1回100mgで再開

ウ)血小板数が25,000/mm3を下回るか,再び好中球数が7日間を超えて1,000/mm3を下回った場合は,ア)へ戻り,2回目の発現時は1日1回80mgで再開.3回目の発現時は初発の慢性期CML患者では1日1回50mgで再開,イマチニブに効果不十分又は忍容性のない慢性期CML患者では中止

2.移行期CML,急性期CML又はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)(初回用量1回70mgを1日2回):〔好中球数/血小板数:好中球数<500/mm3又は

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