診療支援
薬剤

ニロチニブ塩酸塩水和物新様式EH運転×
4291
nilotinib hydrochloride hydrate
タシグナ Tasigna(ノバルティス)
 カプセル:50・150・200mg(ニロチニブとして)

適応

慢性期又は移行期の慢性骨髄性白血病 注意

1)染色体検査又は遺伝子検査により慢性骨髄性白血病と診断された患者に使用

2)添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上,適応患者を選択

3)イマチニブ抵抗性の慢性骨髄性白血病患者に対する投与は,イマチニブで効果不十分又はイマチニブに忍容性のない患者を対象

用法

1回400mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日2回,12時間毎を目安に経口(適減) 但し,初発の慢性期では1回投与量は300mg(適減) 小児1回約230mg/m2を食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日2回,12時間毎を目安に経口(適減) 体表面積→1回投与量:0.32m2以下→50mg,0.33~0.54m2→100mg,0.55~0.76m2→150mg,0.77~0.97m2→200mg,0.98~1.19m2→250mg,1.20~1.41m2→300mg,1.42~1.63m2→350mg,1.64m2以上→400mg 注意

①成人の用法・用量は添付文書の「臨床成績」の内容を熟知の上,状態や化学療法歴に応じて選択

②他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立

③食後投与で本剤の血中濃度増加の報告→食事の影響を避けるため食事の1時間前~食後2時間までの服用は回避

④副作用により休薬,減量又は中止の際は,副作用の症状,重症度等に応じて以下の基準を考慮

a)血液系の副作用と投与量調節の基準:投与中に白血病に関連しない好中球減少,血小板減少,貧血(Hb低下)の際は,以下を参考に投与量を調節

1.300mg1日2回投与中の初発の慢性期:好中球数<1,000/mm3又は血小板数<50,000/mm3又はHb<8.0g/dL→(好中球数1,500/mm3以上又は血小板数75,000/mm3又はHb10.0g/dL以上に回復するまで休薬.2

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