適応
前治療薬に抵抗性又は不耐容の慢性骨髄性白血病 注意
1)染色体検査又は遺伝子検査により慢性骨髄性白血病と診断された患者に使用
2)2つ以上のチロシンキナーゼ阻害剤に抵抗性又は不耐容で,慢性期の慢性骨髄性白血病に使用
3)添付文書「17.臨床成績」の項の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上,適応患者を選択
用法
1回40mg 1日2回 空腹時(適減) 注意
①他の抗悪性腫瘍剤との併用に関し,有効性・安全性は未確立
➋食後投与の場合,血中濃度が低下するとの報告.食事の影響を避ける為,食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は回避
③副作用発現の場合は,次の基準を参考に休薬,減量又は中止.尚減量した投与量で忍容性が認められた場合には1回のみ開始用量まで再増量可
a)好中球数が1,000/mm3未満又は血小板数が50,000/mm3未満:好中球数が1,000/mm3以上及び血小板数が50,000/mm3以上に回復するまで休薬.2週間以内に回復した場合は開始時の投与量で再開可.2週間を超えて回復した場合は1回20mgを1日2回に減量して再開可.再開後に再び発現した場合,好中球数が1,000/mm3以上及び血小板数が50,000/mm3以上に回復するまで休薬.回復後は1回20mgを1日2回に減量して再開可
b)無症候性で血清リパーゼ又は血清アミラーゼが施設正常値上限の2倍超:施設正常値上限の1.5倍未満に回復するまで休薬.回復後は1回20mgを1日2回に減量して再開可.再開後に再発した場合は中止
c)上記以外のGrade3以上の非血液学的副作用(臨床的意義のない無症候性の検査値異常を除く):Grade1以下に回復するまで休薬.回復後は1回20mgを1日2回に減量して再開可
!警告
施設緊急時対応可能,医師十分な知識・経験,IC
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①骨髄抑制発現がある.投与開始前及び投与中は定期
関連リンク