診療支援
薬剤

ボスチニブ水和物新様式H運転×
4291
bosutinib hydrate
ボシュリフ Bosulif(ファイザー)
 :100mg(ボスチニブとして)

適応

慢性骨髄性白血病 注意

1)染色体検査又は遺伝子検査により慢性骨髄性白血病と診断された患者に使用

2)添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分に理解した上で,適応患者の選択

用法

1日1回500mgを食後経口.初発の場合は,1回400mgとする(増減).1日1回600mgまで増量可 注意

①添付文書の「臨床成績」の内容を熟知の上,患者の状態,前治療歴に応じて選択

②他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性・安全性は未確立

③重篤な(グレード3以上)副作用がなく,十分な血液学的効果,十分な細胞遺伝学的効果がみられない場合は,100mgずつ1日1回600mgまで増量可

④投与により副作用が発現の際は,以下の基準を参考に,休薬,減量又は中止

a)血液系の副作用に対する本剤の減量・休薬・中止基準 副作用→処置:好中球数1,000/mm3未満又は血小板数50,000/mm3未満→好中球数1,000/mm3以上及び血小板数50,000/mm3以上に回復するまで休薬.休薬後2週間以内に回復した場合は,回復後は休薬前と同一投与量で再開.2週間以降に回復した場合は,1回量を100mg減量した上で再開.これらの血球減少症が再発した場合,回復後1回量を100mg減量した上で再開

b)非血液系の副作用に対する本剤の減量・休薬・中止基準 副作用→処置

1.肝トランスアミナーゼが施設正常値上限5倍超→施設正常値上限の2.5倍以下に回復するまで休薬.回復後は1日1回400mgで投与再開.休薬後4週間以内に回復しない場合は投与中止

2.肝トランスアミナーゼが施設正常値上限3倍以上,ビリルビン値が施設正常値上限2倍超及びAl-Pが施設正常値上限2倍未満→投与中止

3.グレード3(NCI-CTCAE v3.0)又は4の下痢→グレード1以下に回復するまで休薬.回復後は,1日1回400mgで投与再開

4.上記以外の非

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