診療支援
薬剤

スニチニブリンゴ酸塩新様式H運転△
4291
sunitinib malate
スーテント Sutent(ファイザー)
 カプセル:12.5mg(スニチニブとして)

適応

1イマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍

2根治切除不能又は転移性の腎細胞癌

3膵神経内分泌腫瘍

注意12

1)術前及び術後補助化学療法としての有効性及び安全性は未確立

2)イマチニブに忍容性のない消化管間質腫瘍患者に使用する際には慎重に経過観察を行い,副作用発現に注意

3臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について,添付文書の「臨床成績」を熟知し,有効性及び安全性を十分に理解の上,適応患者を選択

用法

121日1回50mgを4週間連日経口し,その後2週間休薬.これを1コースとして繰り返す(適減) 31日1回37.5mgを経口(適減),1日1回50mgまで 注意

①サイトカイン製剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用:有効性及び安全性は未確立

②副作用により,休薬,減量,中止の際は,以下の基準を考慮.減量して投与を継続の際は,副作用の症状,重症度等に応じて,12.5mg(1減量レベル)ずつ減量.副作用が発現した場合の休薬減量基準

a)血液系

1.グレード2:同一投与量を継続

2.グレード3:副作用がグレード2以下又はベースラインに回復するまで休薬.回復後は休薬前と同一投与量で再開可

3.グレード4:副作用がグレード2以下又はベースラインに回復するまで休薬.回復後は休薬前の投与量を1レベル下げて再開

b)非血液系(心臓系を除く)

1.グレード2:同一投与量を継続

2.グレード3:副作用がグレード1以下又はベースラインに回復するまで休薬.回復後は主治医の判断により休薬前と同一投与量又は投与量を1レベル下げて再開

3.グレード4:副作用がグレード1以下又はベースラインに回復するまで休薬.回復後は休薬前の投与量を1レベル下げて再開.もしくは主治医の判断で中止

c)心臓系(左室駆出率低下,心室性不整脈)

1.グレード2:副作用がグレード1以下に回復するまで休薬.回復後は休薬前の投与量を1レベル下げて再開

2.グレード3:副作用

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