診療支援
薬剤

ロルラチニブ新様式H
4291
lorlatinib
ローブレナ Lorbrena(ファイザー)
 :25・100mg

適応

ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 注意

1)十分経験を有する病理医又は検査施設より,ALK融合遺伝子陽性が確認された患者に投与.検査にあたっては,承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いる.尚,承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については,ウェブサイトから入手可能

2)術後補助療法における有効性及び安全性は未確立

用法

1日1回100mgを経口.尚患者の状態により適宜減量 注意本剤投与により副作用が発現した場合には,次の基準を考慮して休薬・減量・中止 〔減量・中止する場合の投与量〕

①減量レベル:通常投与量,投与量:100mg/日

②減量レベル:一次減量,投与量:75mg/日

③減量レベル:二次減量,投与量:50mg/日

④減量レベル:中止,投与量:50mg/日で忍容性が得られない場合は投与を中止

〔副作用に対する休薬,減量及び中止基準〕G(Grade)はNCI-CTCAE v4.03に準じる

①膵炎

a)アミラーゼ及びリパーゼの増加がG2以下で画像検査で膵炎の所見を認める場合:アミラーゼ及びリパーゼの増加がG2以下で画像検査でベースラインに回復するまで休薬し,回復後,1用量レベル減量して投与再開

b)G3又は4の場合:投与中止

②間質性肺疾患

a)G1で症候性の場合

1.ベースラインに回復するまで休薬し,回復後,同一用量で投与再開

2.再発又は適切な治療を行っても6週間の休薬期間を超えて回復が認められない場合は投与中止

b)G2の場合

1.ベースラインに回復するまで休薬し,回復後,1用量レベル減量して投与再開

2.再発又は適切な治療を行っても6週間の休薬期間を超えて回復が認められない場合は投与中止

c)G3又は4の場合:投与中止

③QT間隔延長

a)G3の場合:G1以下に回復するまで休薬し,回復後,1用量レベル減量して投与再開

b)G4の場合:投与中止

④左室駆出率低下

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