診療支援
薬剤

セリチニブ新様式H
4291
ceritinib
ジカディア Zykadia(ノバルティス)
 :150mg

適応

ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 注意

1)十分経験を有する病理医又は検査施設における検査により,ALK融合遺伝子陽性が確認された患者に投与.検査には承認された体外診断薬を使用

2)術後補助化学療法における有効性及び安全性は未確立

用法

450mgを1日1回,食後経口投与.尚,状態により適減 注意

①副作用により休薬,減量,中止する場合,以下の基準を考慮.又1日150mgで投与継続が困難な場合,中止

!警告

1)施設緊急対応.医師十分な知識,経験.IC

2)間質性肺疾患が現れることがあるので,初期症状(息切れ,呼吸困難,咳嗽,発熱等)の確認及び胸部CT検査等の実施等,観察を十分に行う.異常が認められた場合,中止等適切な処置.又,治療初期は入院又はそれに準ずる管理の下で,間質性肺疾患等の重篤な副作用発現に関する観察を十分に行う

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

➊間質性肺疾患が現れることがあるので,息切れ,呼吸困難,咳嗽,発熱等の初期症状が現れた場合,速やかに医療機関を受診するよう患者を指導.又,胸部CT検査等の実施等,状態を十分観察.必要に応じて動脈血酸素分圧(PaO2),動脈血酸素飽和度(SpO2),肺胞気動脈血酸素分圧較差(A-aDO2),肺拡散能力(DLCO)等の検査

②肝機能障害→投与開始前及び投与中は定期的に肝機能検査を行い,患者の状態を十分に観察

③QT間隔延長,徐脈→投与開始前及び投与中は定期的に心電図及び電解質検査(K,Mg,Ca等)を行い,又,脈拍,血圧測定を行う等,状態を十分に観察.又,必要に応じて電解質を補正

④高血糖→投与開始前及び投与中は定期的に血糖値測定等,状態を十分に観察

⑤リパーゼ,アミラーゼが増加→投与開始前及び投与中は定期的に検査

患者背景

〈合併・既往〉

①間質性肺疾患又はその既往歴(間質性肺疾患が発現又は増悪)

②QT間隔延長の恐れ又はその既往歴(Q

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