診療支援
薬剤

イブルチニブ新様式EH
4291
ibrutinib
イムブルビカ Imbruvica(ヤンセン)
 カプセル:140mg

適応

1慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)

2原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫

3マントル細胞リンパ腫

4造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病(ステロイド剤の投与で効果不十分)

注意

1)1未治療の場合,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上,本剤以外の治療についても慎重に検討し,適応患者を選択

2)3強力な化学療法適応となる未治療のマントル細胞リンパ腫における有効性・安全性未確立

3)3Ann Arbor分類Ⅰ期の未治療のマントル細胞リンパ腫における有効性・安全性未確立

4)4添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上,適応患者を選択

用法

12420mgを1日1回経口(適減) 3未治療の場合:ベンダムスチン及びリツキシマブとの併用にて 560mgを1日1回経口(適減) 3再発又は難治性:560mgを1日1回経口(適減) 4成人小児(12歳以上)420mgを1日1回経口(適減) 注意

①Grade3(CTCAE version4.0に準じる)以上の副作用が発現した場合,Grade1以下に回復するまで休薬.再開する場合,以下の目安を参考に減量又は中止.発現回数→回復後の再開時投与量(1回→124420mg,3560mg,2回→124280mg,3420mg,3回→124140mg,3280mg,4回→1234投与中止)

②以下のCYP3A阻害作用を有する薬剤と併用時,本剤の血中濃度上昇のおそれ→併用薬に応じて次のように投与

a)123併用薬:ボリコナゾール→140mgを1日1回経口

b)123併用薬:ポサコナゾール→140mgを1日1回経口

c)4併用薬:ボリコナゾール→280mgを1日1回経口

d)4併用薬:ポサコナゾール→140mgを1日1回経口

13(再発又は難治性)他の悪性腫瘍剤との併用について,有効性・安全性未確

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