診療支援
薬剤

チラブルチニブ塩酸塩新様式H
4291
tirabrutinib hydrochloride
ベレキシブル Velexbru(小野)
 :80mg

適応

1再発又は難治性の中枢神経系原発リンパ腫

2原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫

注意1添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分に理解した上で,適応患者を選択する

用法

1日1回480mgを空腹時に経口.尚状態により適宜減 注意

①他の抗悪性腫瘍剤との併用に関する有効性・安全性は未確立

②食後投与でCmax・AUCが上昇の報告→食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は回避(食事の影響の回避の為)

③副作用発現(GradeはNCI-CTCAE v4.0)の際には,次の基準を参考に休薬,減量又は中止(通常投与量:480mg,1段階減量:320mg,2段階減量:160mg)

a)Grade4の好中球減少症:Grade3以下に回復まで休薬.回復後は,休薬前の用量で再開可.再開の後に再び発現した際,回復まで休薬し,回復後1段階減量して投与再開可

b)出血を伴うGrade3の血小板減少症,Grade4の血小板減少症,Grade3以上の血液毒性(血小板減少症及び好中球減少症を除く),Grade3以上の非血液毒性(間質性肺疾患及び皮膚障害を除く):Grade2以下に回復まで休薬.回復後は休薬前の用量で再開可.再開の後に再び発現した際,回復まで休薬し,回復後1段階減量して投与再開可

c)間質性肺疾患

1.Grade2又は3:Grade1以下に回復まで休薬.回復後は休薬前の用量で再開可.再開後に再び発現した際,回復まで休薬し,回復後1段階減量して投与を再開可 

2.Grade4:中止

d)皮膚障害

1.Grade2:抗ヒスタミン剤,副腎皮質ホルモン等を投与し,回復した際は投与を継続.回復しない際は1段階減量して投与継続又は休薬

2.Grade3以上:抗ヒスタミン剤,副腎皮質ホルモン等を投与し,Grade2以下に回復まで休薬.回復後1段階減量して投与を再開可

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