適応
再発又は難治性のFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病 注意
1)十分な経験を持つ病理医又は検査施設における検査により,FLT3遺伝子変異陽性の確認患者に投与.検査にあたっては,承認された体外診断薬を使用
2)臨床試験に組入れられた患者の遺伝子変異の種類等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で,適応患者の選択を行う
用法
120mgを1日1回経口(増減) 1日最大1日1回200mg 注意
①他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立
②副作用がみられた場合は,症状,重症度に応じて次の基準を考慮して,本剤を休薬,減量又は中止 〔本剤の減量段階〕通常投与量:120mg,1段階減量:80mg,2段階減量:40mg 〔副作用に対する本剤の休薬,減量又は中止基準の目安〕グレード(G)はNCI-CTCAEに準じる
a)QT間隔延長:500msecを超える延長:480msec以下又はベースラインに回復するまで本剤を休薬.回復後,1段階減量して投与再開可
b)その他の非血液毒性
1.G3:G1以下又はベースラインに回復するまで休薬.回復後,1段階減量して投与を再開可
2.G4:投与中止
③4週間の投与により効果がみられない場合は,患者の状態を考慮した上で,1日1回200mgに増量可.尚200mgから減量の場合1日1回120mg以下の用量とする
!警告
施設緊急対応.医師造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識,経験.IC
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①QT間隔延長→投与開始前及び投与中は定期的に心電図検査及び電解質検査(K,Mg等)を行い患者の状態を十分に観察する.又必要に応じて電解質補正(K,Mg等)
②骨髄抑制→投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行い,状態を十分に観察
③出血→投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行い,状態を十分に観察
④肝
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