診療支援
薬剤

エヌトレクチニブ新様式H
4291
entrectinib
ロズリートレク Rozlytrek(中外)
 カプセル:100・200mg

適応

1NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌

2ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

注意

1)1手術補助療法における有効性及び安全性は未確立

2)1臨床試験に登録された患者の癌腫等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上,本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し,適応患者の選択を行う

3)1十分な経験を有する病理医又は検査施設により,NTRK融合遺伝子陽性の確認された患者に投与.検査にあたっては承認された体外診断薬等を用いる

4)1小児に投与の際には,臨床試験に登録された患者の年齢について,添付文書の「小児等」「臨床成績」の内容を熟知した上,本剤の投与の可否を慎重に判断

5)2術後補助療法における有効性及び安全性は未確立

6)2十分な経験を有する病理医又は検査施設により,ROS1融合遺伝子陽性の確認された患者に投与.検査にあたっては承認された体外診断薬等を用いる

用法

1成人1日1回600mgを経口.患者の状態により適減 小児1日1回300mg/m2を経口.患者の状態により適減 ►600mgを超えない

①0.43~0.50m2:100mg(1日1回)

②0.51~0.80m2:200mg(1日1回)

③0.81~1.10m2:300mg(1日1回)

④1.11~1.50m2:400mg(1日1回)

⑤≧1.51m2:600mg(1日1回)

2成人1日1回600mg(適減) 注意

①他の抗悪性腫瘍剤との併用について有効性及び安全性は未確立

②投与により副作用発現の場合,次の基準を考慮し休薬・減量・中止〔週5日投与(参考)月曜,水曜,金曜,土曜,日曜,週3日投与(参考)月曜,木曜,土曜〕 

a)成人減量・中止する場合の投与量

1.通常投与量:600mg/日

2.一次減量:400mg/日

3.二次減量:200mg/日

4.中止:200mg/日で忍容

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