適応
1NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌
2ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
注意
1)1手術補助療法における有効性及び安全性は未確立
2)1臨床試験に登録された患者の癌腫等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上,本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し,適応患者の選択を行う
3)1十分な経験を有する病理医又は検査施設により,NTRK融合遺伝子陽性の確認された患者に投与.検査にあたっては承認された体外診断薬等を用いる
4)1小児に投与の際には,臨床試験に登録された患者の年齢について,添付文書の「小児等」「臨床成績」の内容を熟知した上,本剤の投与の可否を慎重に判断
5)2術後補助療法における有効性及び安全性は未確立
6)2十分な経験を有する病理医又は検査施設により,ROS1融合遺伝子陽性の確認された患者に投与.検査にあたっては承認された体外診断薬等を用いる
用法
1成人1日1回600mgを経口.患者の状態により適減 小児1日1回300mg/m2を経口.患者の状態により適減 ►600mgを超えない
①0.43~0.50m2:100mg(1日1回)
②0.51~0.80m2:200mg(1日1回)
③0.81~1.10m2:300mg(1日1回)
④1.11~1.50m2:400mg(1日1回)
⑤≧1.51m2:600mg(1日1回)
2成人1日1回600mg(適減) 注意
①他の抗悪性腫瘍剤との併用について有効性及び安全性は未確立
②投与により副作用発現の場合,次の基準を考慮し休薬・減量・中止〔週5日投与(参考)月曜,水曜,金曜,土曜,日曜,週3日投与(参考)月曜,木曜,土曜〕
a)成人減量・中止する場合の投与量
1.通常投与量:600mg/日
2.一次減量:400mg/日
3.二次減量:200mg/日
4.中止:200mg/日で忍容