適応
1BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫
2BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
注意
1)十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により,BRAF遺伝子変異が確認された患者に投与.検査にあたっては,承認された体外診断薬を用いる
2)添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者を選択
3)2本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は未確立
用法
11回150mgを1日2回空腹時に経口.術後補助療法の場合は,トラメチニブと併用し,投与期間は12カ月まで ►患者の状態により適宜減量 2トラメチニブとの併用にて,1回150mgを1日2回空腹時に経口 ►患者の状態により適宜減量 注意
①トラメチニブ以外の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は未確立
②食後に投与した場合,Cmax及びAUCが低下.食事の影響を避けるため,食事の1時間前~食後2時間までの服用は回避
③投与により副作用が発現した場合,下記の基準を参考に,休薬,減量又は中止.但し,有棘細胞癌(皮膚の扁平上皮癌)又は新たな原発性悪性黒色腫が発現した場合,外科的切除等の適切な処置を行った上で,休薬,減量することなく治療を継続可図図
!警告
施設緊急対応.医師十分な知識,経験.IC
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉
①発熱が高頻度に認められ,重度の脱水,低血圧を伴う例も報告→十分に観察し,異常が認められた場合には減量,休薬や解熱剤投与等処置
➋有棘細胞癌(皮膚の扁平上皮癌),新たな原発性悪性黒色腫が現れることがあるので,定期的に皮膚の状態を確認.又,皮膚の異常が認められた場合,速やかに医療機関を受診するよう指導
③皮膚以外の部位に悪性腫瘍が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合,処置
④心不全等の重篤な心障害が現れることがあるので,投与開始前