適応
1BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫
2BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
注意
1)十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により,BRAF遺伝子変異が確認された患者に投与.検査にあたっては,承認された体外診断薬を使用
2)添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者を選択
3)2術後補助化学療法における有効性及び安全性は未確立
用法
ダブラフェニブとの併用において,2mgを1日1回,空腹時に経口.術後補助化学療法の場合は,投与期間は12カ月間まで ►患者の状態により適宜減量 注意
①食後に投与した場合,Cmax及びAUCが低下.食事の影響を避けるため,食事の1時間前~食後2時間までの服用は回避
②副作用が発現した場合には,下記の基準を参考に休薬,減量又は中止.但し,有棘細胞癌(皮膚の扁平上皮癌)又は新たな原発性悪性黒色腫が発現した場合には,外科的切除等の適切な処置を行った上で,休薬,減量することなく治療継続が可能
!警告
施設緊急対応.医師十分な知識,経験.IC
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①心不全等の重篤な心障害が現れることがあるので,投与開始前には,心機能を確認.投与中は適宜心機能検査(心エコー等)を行い,状態〔左室駆出率(LVEF)の変動を含む〕を十分に観察し,異常が認められた場合には減量,休薬又は中止等処置
➋網膜静脈閉塞,網膜色素上皮剥離,網膜剥離等の重篤な眼障害が報告→定期的に眼の異常の有無を確認.又,眼の異常が認められた場合,速やかに医療機関を受診するよう指導
③ALT・AST等の上昇を伴う肝機能障害が現れることがあるので,投与中は定期的に肝機能検査を行い,状態を十分に観察
④発熱が高頻度に認められ,重度