診療支援
薬剤

ビニメチニブ新様式H
4291
binimetinib
メクトビ Mektovi(小野)
 :15mg

適応

1BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫

2がん化学療法後に増悪したBRAF遺伝子変異を有する治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌

注意

1)十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査によりBRAF遺伝子変異が確認された患者に投与.検査に当っては承認された体外診断薬又は医療機器を用いる.尚,承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報は,PMDAのウェブサイトから入手可能

2)添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上,適応患者の選択を行う

3)術後補助療法における有効性・安全性は未確立

4)2一次治療における有効性・安全性は未確立

用法

1エンコラフェニブとの併用において1回45mgを1日2回経口(適減) 2エンコラフェニブ及びセツキシマブとの併用において1回45mgを1日2回経口(適減) 注意

1副作用が発現した場合は次の基準を参考に本剤を休薬,減量又は中止(GradeはNCI-CTCAE v4.03に準じる)

1エンコラフェニブを休薬又は中止の場合,本剤を休薬又は中止

a)〈減量して投与を継続する場合の投与量〉

1.減量レベル(減量を要した副作用がGrade1以下に回復し他に合併する副作用がない場合には減量時と逆の段階を経て増量可能):通常投与量→投与量:45mg1日2回

2.減量レベル:1段階減量→投与量:30mg1日2回

3.減量レベル:2段階減量→投与量:15mg1日2回

4.減量レベル:3段階減量→投与中止

b)〈副作用発現時の用量調節基準〉

1.副作用:網膜疾患,ぶどう膜炎

ア)Grade2→Grade1以下に回復まで休薬.再開の場合同量又は1段階減量して投与

イ)Grade3→Grade2以下に回復まで休薬.再開の場合1段階減量して投与.Grade3継続の場合中止

ウ)Grade4→中止

2.副作用:網膜静脈閉塞

ア)Grade1

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