診療支援
薬剤

カプマチニブ塩酸塩水和物新様式H
4291
capmatinib hydrochloride hydrate
タブレクタ Tabrecta(ノバルティス)
 :150・200mg

適応

MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 注意

1)十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により,MET遺伝子エクソン14スキッピング変異が確認患者に投与.検査に際しては,承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いる.尚承認された当該情報は次のウェブサイトから入手可能:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html

2)術後補助療法における有効性及び安全性は未確立

用法

1回400mgを1日2回経口.尚患者の状態により適宜減 注意

①他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立

②副作用発現の際は,次の基準を考慮して,休薬,減量又は中止する

a)減量・中止する場合の投与量

1.通常投与量:1回400mg(1日2回)

2.1段階減量:1回300mg(1日2回)

3.2段階減量:1回200mg(1日2回)

4.中止:1回200mg(1日2回)で忍容不能な場合は中止

b)副作用発現時の本剤の用量調節基準(GradeはNCI-CTCAE v4.03に準じる.ULN:施設基準値上限)

1.間質性肺疾患(Grade1以上):中止

2.AST又はALT増加かつ総ビリルビン増加(胆汁うっ滞又は溶血を認めない場合)(AST又はALT増加>3.0×ULNかつ総ビリルビン増加>2.0×ULN):中止

3.AST又はALT増加(Grade3)

ア)Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬

イ)7日以内に回復した際は同一用量で投与再開

ウ)7日を過ぎてから回復した際は1段階減量して投与再開

4.AST又はALT増加(Grade4):中止

5.総ビリルビン増加(Grade2)

ア)Grade1以下に回復するまで休薬

イ)7日以内に回復した際は同一用

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