診療支援
薬剤

タゼメトスタット臭化水素酸塩新様式H
4291
tazemetostat hydrobromide
タズベリク Tazverik(エーザイ)
 :200mg

適応

再発又は難治性のEZH2遺伝子変異陽性の濾胞性リンパ腫(標準的な治療が困難な場合に限る) 注意

1)十分な経験を有する病理医又は検査施設により,EZH2遺伝子変異陽性の確認患者に投与.検査にあたっては承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いる.尚承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報は次のウェブサイトから入手可能:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html

2)本剤による治療は少なくとも2つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象

3)添付文書「17.臨床成績」の項の内容を熟知し,有効性・安全性を十分に理解の上,本剤以外の治療についても慎重に検討し,適応患者の選択を行う

用法

1回800mgを1日2回経口(適減) 注意

①他の抗悪性腫瘍剤との併用について有効性・安全性は未確立

②副作用が発現した場合は,次の基準を参考に休薬,減量又は中止

a)減量段階

1.通常投与量:1回800mgを1日2回

2.1段階減量:1回600mgを1日2回

3.2段階減量:1回400mgを1日2回

4.3段階減量:中止

b)休薬,減量又は中止基準(GradeはCTCAE version4.03に準じる)

1.好中球数750/mm3未満:好中球数750/mm3以上に回復するまで休薬.回復後は1段階減量して再開可

2.上記1以外の副作用で忍容性がないGrade2又は3の何れかの場合(但し臨床的に意義のない臨床検査値異常を除く):Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬(但し悪心,嘔吐,下痢の場合は適切な処置を行い,コントロール不可の際は休薬).回復後は1段階減量して再開可

3.上記1以外の副作用Grade4(生命を脅かさない臨床検査値異常の場合はGrade3の副作用と同じ

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