適応
1RET融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
2RET融合遺伝子陽性の根治切除不能な甲状腺癌
3RET融合遺伝子陽性の根治切除不能な甲状腺髄様癌
注意
1)12十分な経験を有する病理医又は検査施設により,RET融合遺伝子陽性確認患者に投与.検査に際しては承認された体外診断用医薬品又は医療機器を使用(承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報は,ウェブサイトから入手可能)
2)13添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上,本剤以外の治療の実施も慎重に検討し,適応患者を選択
3)1術後補助療法における有効性・安全性は未確立
4)2放射性ヨウ素による治療適応となる患者では,当該治療を優先
5)3十分な経験を有する病理医又は検査施設により,RET遺伝子陽性確認患者に投与.生殖細胞系列のRET遺伝子変異が陰性又は不明の場合は,承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いて検査実施
用法
11回160mgを1日2回経口(適減) 231回160mgを1日2回経口(適減).12歳以上の小児には体表面積に合わせて以下の投与量(1回約92mg/m2)を1日2回経口(適減) 小児の用量(体表面積:1.2m2未満→1回投与量:80mg,1.2m2以上1.6m2未満→1回投与量:120mg,1.6m2以上→1回投与量:160mg) 注意
①他の抗悪性腫瘍剤との併用について有効性・安全性未確立
②副作用発現の際は次の基準を考慮して,休薬・減量・中止〔GradeはNCI-CTCAE v4.03に準じる〕
a)成人減量の目安
1.通常投与量:1回160mg1日2回
2.1段階減量:1回120mg1日2回
3.2段階減量:1回80mg1日2回
4.3段階減量:1回40mg1日2回
b)小児減量の目安
1.体表面積:1.2m2未満
ア)通常投与量:1回80mg1日2回
イ)1段階減量:1回40mg