診療支援
薬剤

ソトラシブ新様式H
4291
sotorasib
ルマケラス Lumakras(アムジェン)
 :120mg

適応

がん化学療法後に増悪したKRAS G12C変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 注意

1)十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により,KRAS G12C変異陽性の確認患者に投与.検査にあたっては,承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いる.尚当該医薬品又は医療機器に関する情報については,次のウェブサイトから入手可能:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html

2)添付文書「17.臨床成績」の項の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解の上,本剤以外の治療についても慎重に検討し,適応患者の選択を行う

3)一次治療における有効性及び安全性は未確立

4)術後補助療法における有効性及び安全性は未確立

用法

960mgを1日1回(適減) 注意

①他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立

②副作用発現の際には,次の基準を考慮して,休薬・減量・中止.240mg/日の投与量に対して忍容性が認められない場合は中止

a)本剤の減量レベルと投与量

1.通常投与量:960mg/日

2.1段階減量:480mg/日

3.2段階減量:240mg/日

b)副作用発現時の休薬,減量及び中止基準

1.肝機能障害

ア)症候性のGrade2のAST増加若しくはALT増加又はGrade3以上のAST増加若しくはALT増加:Grade1以下又はベースラインへの回復まで休薬し,回復後は1段階減量して投与再開可

イ)正常値上限の3倍を超えるAST増加又はALT増加,かつ正常値上限の2倍を超える総ビリルビン増加:中止

2.間質性肺疾患

ア)全Grade:中止

3.上記以外の副作用

ア)Grade3又は4(但し悪心,嘔吐,下痢は適切な処置を行っても症状が継続する場合):Grade1以下又はベースラ

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