適応
がん化学療法後に増悪したKRAS G12C変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 注意
1)十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により,KRAS G12C変異陽性の確認患者に投与.検査にあたっては,承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いる.尚当該医薬品又は医療機器に関する情報については,次のウェブサイトから入手可能:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html
2)添付文書「17.臨床成績」の項の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解の上,本剤以外の治療についても慎重に検討し,適応患者の選択を行う
3)一次治療における有効性及び安全性は未確立
4)術後補助療法における有効性及び安全性は未確立
用法
960mgを1日1回(適減) 注意
①他の抗悪性腫瘍剤との併用について,有効性及び安全性は未確立
②副作用発現の際には,次の基準を考慮して,休薬・減量・中止.240mg/日の投与量に対して忍容性が認められない場合は中止
a)本剤の減量レベルと投与量
1.通常投与量:960mg/日
2.1段階減量:480mg/日
3.2段階減量:240mg/日
b)副作用発現時の休薬,減量及び中止基準
1.肝機能障害
ア)症候性のGrade2のAST増加若しくはALT増加又はGrade3以上のAST増加若しくはALT増加:Grade1以下又はベースラインへの回復まで休薬し,回復後は1段階減量して投与再開可
イ)正常値上限の3倍を超えるAST増加又はALT増加,かつ正常値上限の2倍を超える総ビリルビン増加:中止
2.間質性肺疾患
ア)全Grade:中止
3.上記以外の副作用
ア)Grade3又は4(但し悪心,嘔吐,下痢は適切な処置を行っても症状が継続する場合):Grade1以下又はベースラ
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