適応
KRAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 注意
1)術後補助化学療法として本剤を使用した有効性・安全性未確立
2)RAS(KRAS及びNRAS)遺伝子変異の有無を考慮の上,適応患者を選択
3)添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で,適応患者の選択
用法
2週間に1回,1回6mg/kgを60分以上かけて点滴静注(適減) 注意
①本剤と併用する他の抗悪性腫瘍剤は,添付文書の「臨床成績」及び「その他の注意」の内容を熟知し,選択
②重度(Grade3以上)の皮膚障害が現れた場合は,以下を目安に用量を調節〔皮膚障害発現時の投与量:本剤の投与:投与延期後の状態:用量調節〕
a)〔6mg/kg:投与延期:6週間以内にGrade2以下に回復(回復しなかった場合は中止):6mg/kg又は4.8mg/kg〕
b)〔4.8mg/kg:投与延期:6週間以内にGrade2以下に回復(回復しなかった場合は中止):3.6mg/kg〕
c)〔3.6mg/kg:投与中止:-:-〕
③重度(Grade3以上)のinfusion reaction発現の際は,中止し,以降,再投与しない.又,Grade2以下のinfusion reactionの際は,投与速度を減じて慎重に投与
④1回投与量として1,000mgを超える場合は,生食液で希釈し約150mLとし,90分以上かけて点滴静注
!警告
1)施設緊急対応.医師十分な知識,経験.IC
2)間質性肺疾患が現れることがあり,死亡に至った症例もあり→異常が認められた場合には本剤の投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置
3)重度のinfusion reactionが発現し,死亡に至る例が報告.症状としては,アナフィラキシー,血管浮腫,気管支痙攣,発熱,悪寒,呼吸困難,低血圧等が現れることがある.重度のinfusion re
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