診療支援
薬剤

ペルツズマブ(遺伝子組換え)新様式H
4291
pertuzumab(genetical recombination)
パージェタ Perjeta(中外)
 点滴静注:420mg/14mL/V

適応

1HER2陽性の乳癌

2がん化学療法後に増悪したHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌

注意

1)1HER2陽性の検査は,十分な経験を有する病理医又は検査施設において実施

2)1HER2陽性の早期乳癌の術後患者のうち,再発リスクの低い患者(リンパ節転移がない)における有効性・安全性は未確立→再発リスクが高い患者を対象

3)2十分経験を有する病理医又は検査施設における検査により,HER2陽性が確認された患者に投与.検査にあたっては,承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いる

4)2RAS遺伝子変異陽性に対する有効性・安全性未確立

5)2フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤,オキサリプラチン及びイリノテカン塩酸塩水和物による治療歴のない患者における有効性・安全性未確立

6)2術後補助療法における有効性・安全性未確立

7)2臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について,添付文書の「臨床成績」を熟知し,本剤の有効性・安全性を十分に理解の上,本剤以外の治療についても慎重に検討し,適応患者を選択

用法

1トラスツズマブ(遺伝子組換え)と他の抗悪性腫瘍剤との併用において,1日1回,初回には840mgを,2回目以降は420mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注.但し,術前・術後薬物療法では,投与期間は12カ月まで ►初回投与の忍容性が良好であれば,2回目以降の投与時間は30分間まで短縮可能 2トラスツズマブとの併用において,1日1回,初回には840mgを,2回目以降は420mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注 ►初回投与の忍容性が良好であれば,2回目以降の投与時間は30分間まで短縮可能 注意

①本剤を単独投与した場合の有効性及び安全性は未確立

②何らかの理由により予定された投与が遅れた場合には,以下の通りの投与が望ましい

a)前回投与日から6週間未満の時には420mg

b)前回投与日から6週間以上

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