診療支援
薬剤

オビヌツズマブ(遺伝子組換え)新様式H
4291
obinutuzumab(genetical recombination)
ガザイバ Gazyva(中外)
 点滴静注:1,000mg/40mL/V

適応

1CD20陽性の濾胞性リンパ腫

2CD20陽性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)

注意

1)フローサイトメトリー法等により検査を行い,CD20抗原陽性が確認された患者に使用

2)2添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性・安全性を十分理解の上,適応患者を選択

用法

11日1回1,000mgを点滴静注 ►導入療法は次のサイクル期間及び投与サイクル数とし1サイクル目は1,8,15日目,2サイクル目以降は1日目に投与 ►維持療法では単独投与により2カ月に1回,最長2年間,投与を繰り返す

①シクロホスファミド,ドキソルビシン,ビンクリスチン及びプレドニゾロン又はメチルプレドニゾロン併用の場合:3週間を1サイクルとし8サイクル

②シクロホスファミド,ビンクリスチン及びプレドニゾロン又はメチルプレドニゾロン併用の場合:3週間を1サイクルとし8サイクル

③ベンダムスチン併用の場合:4週間を1サイクルとし6サイクル

2アカラブルチニブとの併用の1サイクル目の1日目に100mg,2日目に900mg,8日目及び15日目に1,000mg 2サイクル目以降は1日目に1,000mgを点滴静注 28日間を1サイクルとし,最大6サイクル繰り返す 注意

①有害事象により本剤を投与できなかった場合は回復するまで投与を延期

②投与によるinfusion reactionを軽減させる為に,本剤投与の30分~1時間前に抗ヒスタミン剤,解熱鎮痛剤の前投与を行う.又副腎皮質ホルモン剤と併用しない場合は,本剤の投与に際して副腎皮質ホルモン剤の前投与を考慮

1導入療法中に併用する抗悪性腫瘍剤を中止した場合,本剤単独投与を継続可

150mg/時の投与速度で点滴静注を開始.infusion reactionが認められなかった場合は,状態を観察しながら投与速度を次のように変更可

a)第1サイクル

1.初回投与:50mg/時で開始し

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