診療支援
薬剤

イットリウム(90Y)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)H
4291
yttrium(90Y) ibritumomab tiuxetan(genetical recombination)
ゼヴァリン イットリウム(90Y) Zevalin yttrium(ムンディ)
 静注用セット:3.2mg/2mL/V(塩化イットリウム(90Y):1,850MBq)

適応

CD20陽性の再発又は難治性の下記疾患:低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫,マントル細胞リンパ腫 注意

1)リツキシマブ(遺伝子組換え)又はリツキシマブ(遺伝子組換え)と化学療法剤による併用療法の治療歴がない患者群における本剤の有効性及び安全性は未確立

2)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)の集積部位の確認の結果,異常な生体内分布が認められた症例に対し本品を使用しない

用法

通常,成人には,リツキシマブ(遺伝子組換え)を点滴静注後,速やかに,イットリウム(90Y)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)として14.8MBq/kg(最大1,184MBq)を10分間かけて静脈内投与 ►本セットの注射液調製用無菌バイアルに適量の注射液調製用酢酸ナトリウム溶液と塩化イットリウム(90Y)溶液1,500MBqを入れ,これにイブリツモマブ チウキセタン溶液1.3mLを加えて混和し,適量の注射液調製用緩衝液を加えてイットリウム(90Y)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)注射液とする ►又,状態に応じて11.1MBq/kgに減量 ►尚,イットリウム(90Y)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)注射液の投与に先立ち,イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)の集積部位の確認を行い異常な生体内分布の有無を確認 注意

①治療は,通常,以下のスケジュールで実施

a)1日目:リツキシマブ(遺伝子組換え)250mg/m2を点滴静注し,点滴終了後4時間以内に,インジウム(111In)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)注射液として130MBqを静脈内に10分間かけて1回投与

b)3~4日目:インジウム(111In)イブリツモマブ チウキセタン(遺伝子組換え)注射液投与の48~72時間後にガンマカメラによる撮像を行い,本剤投与の適切性を確認.適切性の評価が不確定な場合は,1

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