適応
多発性骨髄腫 注意添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分理解した上で適応患者の選択を行う
用法
他の抗悪性腫瘍剤との併用において,1回16mg/kgを,併用薬の投与サイクルを考慮してA法又はB法の投与間隔で点滴静注.尚,初回は分割投与として1回8mg/kgを1日目及び2日目に投与も可 〔A法〕1週間間隔,2週間間隔,4週間間隔の順で投与 〔B法〕1週間間隔,3週間間隔,4週間間隔の順で投与 注意
①本剤を単独投与した場合の有効性及び安全性は未確立
②本剤の投与間隔,投与間隔の変更時期,本剤と併用する抗悪性腫瘍剤等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知した上で選択
③ボルテゾミブ及びデキサメタゾン併用,又はボルテゾミブ,メルファラン及びプレドニゾロン併用の場合,併用投与終了後も単独投与を継続
④カルフィルゾミブ及びデキサメタゾン併用の場合,初回は本剤を分割投与
⑤本剤投与によるinfusion reactionを軽減させる為に本剤投与開始1~3時間前に副腎皮質ホルモン,解熱鎮痛剤及び抗ヒスタミン剤を投与.又遅発性のinfusion reactionを軽減させる為に必要に応じて本剤投与後に副腎皮質ホルモン等を投与
⑥本剤は生食液を用いて希釈後の総量を1,000mLとし,50mL/時の投与速度で点滴静注を開始する.infusion reactionが認められなかった場合には患者の状態を観察しながら希釈後の総量及び投与速度を次のように変更可.但し投与速度の上限は200mL/時
a)投与時期:初回投与
1.希釈後の総量:1,000mL
2.投与開始からの投与速度:0~1時間:50mL/時,1~2時間:100mL/時,2~3時間:150mL/時,3時間以降:200mL/時
b)投与時期:2回目投与(分割投与した場合は3回目)
1.希釈後の総量:500mL(初回投与開始時から3時間