診療支援
薬剤

イサツキシマブ(遺伝子組換え)新様式H
4291
isatuximab(genetical recombination)
サークリサ Sarclisa(サノフィ)
 点滴静注:100・500mg/5mL・25mL/V

適応

再発又は難治性の多発性骨髄腫 注意

1)本剤による治療は少なくとも1つの標準的な治療が無効又は治療後の再発例を対象とする

2)臨床試験の患者の前治療歴等について,添付文書の「臨床成績」を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分に理解の上,適応患者の選択を行う.特にデキサメタゾン併用投与及び単独投与については,他の治療実施についても慎重に検討

用法

〔ポマリドミド及びデキサメタゾンとの併用〕1回10mg/kgを点滴静注.28日間を1サイクルとし,最初のサイクルは1週間間隔で4回(1,8,15,22日目),2サイクル以降は2週間間隔で2回(1,15日目)点滴静注 〔デキサメタゾン併用又は単独〕1回20mg/kgを点滴静注.28日間を1サイクルとし,最初のサイクルは1週間間隔で4回(1,8,15,22日目),2サイクル以降は2週間間隔で2回(1,15日目)点滴静注 注意(GradeはNCI-CTCAE v4.03に準じる)

①併用する抗悪性腫瘍剤の投与に際しては,添付文書の「臨床成績」を熟知し,投与

②投与によるinfusion reactionの軽減の為に,本剤投与開始15~60分前に併用するデキサメタゾン(単独投与の場合はデキサメタゾン以外の副腎皮質ホルモン剤),抗ヒスタミン剤,H2受容体拮抗剤及び解熱鎮痛剤を投与

③175mg/時の速度で点滴静注を開始.infusion reactionが認められなかった際には状態を観察しながら,投与速度を次のように段階的に上げることが可.但し投与速度は400mg/時を超えない

a)投与開始0~60分

1.初回投与175mg/時

2.2回目投与以降175mg/時

b)投与開始60~90分

1.初回投与225mg/時

2.2回目投与以降275mg/時

c)投与開始90~120分

1.初回投与275mg/時

2.2回目投与以降375mg/時

d)投与開始120~150分

1.初回

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