適応
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫 注意添付文書の「臨床成績」を熟知し,有効性・安全性を十分に理解の上,適応患者を選択
用法
以下の抗悪性腫瘍剤との併用で,1回1.8mg/kgを3週間間隔で6回点滴静注.初回投与時は90分かけて,忍容性が良好であれば2回目以降の投与時間は30分間まで短縮可(適減)
①リツキシマブ,シクロホスファミド,ドキソルビシン及びプレドニゾロン又はメチルプレドニゾロンとの併用
②ベンダムスチン及びリツキシマブとの併用
注意
①本剤及び併用する抗悪性腫瘍剤の投与時期等について,添付文書の「臨床成績」を熟知の上投与
②infusion reactionの軽減の為に投与30分~1時間前に,抗ヒスタミン剤,解熱鎮痛剤の前投与を考慮.又,副腎皮質ホルモン剤と併用しない場合は,副腎皮質ホルモン剤の前投与を考慮
③次の副作用発現の際には,症状,重症度等に応じて,次の基準を目安に休薬等を考慮(GradeはNCI-CTCAE v4.03に準じる)
a)infusion reaction
1.Grade1又は2:Grade1又はベースラインに回復するまで休薬又は投与速度を下げる.症状回復の際には元の投与速度で再開可
2.Grade3:Grade1又はベースラインに回復するまで休薬.症状回復の際には休薬前の投与速度の1/2の速度で再開可.再開後,当該症状が認められない際には投与速度を30分毎に50mg/時ずつ上げることが可
3.Grade4:中止
b)末梢性ニューロパチー(リツキシマブ,シクロホスファミド,ドキソルビシン及びプレドニゾロン又はメチルプレドニゾロン併用の場合)
1.Grade2
ア)感覚性:1.4mg/kgに減量.既に1.4mg/kgで,次回投与日までにGrade2持続又は再発の場合,1.0mg/kgに減量.既に1.0mg/kgの場合,投与中止
イ)運動性:Grade1以下に回復まで休薬.回