適応
再発又は難治性の多発性骨髄腫 注意
1)少なくとも1つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とする
2)臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行う.特に,少なくとも2つの標準治療が無効又は治療後に再発した患者へのポマリドミド及びデキサメタゾン併用投与については,他の治療についても慎重に検討
用法
〈レナリドミド及びデキサメタゾンとの併用〉1回10mg/kgを点滴静注.28日間を1サイクルとし最初の2サイクルは1週間間隔で4回(1,8,15,22日目),3サイクル以降は2週間間隔で2回(1,15日目)点滴静注 〈ポマリドミド及びデキサメタゾンとの併用〉28日間を1サイクルとし,最初の2サイクルは1回10mg/kgを1週間間隔で4回(1,8,15,22日目),3サイクル以降は1回20mg/kgを4週間間隔(1日目)で点滴静注 注意
①本剤と併用する抗悪性腫瘍剤の投与に際しては,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し投与
②単独投与での有効性及び安全性は未確立
③投与時に現れることがあるinfusion reactionを軽減させる為に,投与前に抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン等),H2受容体拮抗剤(ラニチジン等)及び解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン等)を投与.又,本剤と併用するデキサメタゾンは経口投与(28mgを本剤投与の3~24時間前に投与)と静脈内投与(デキサメタゾンとして6.6mgを本剤投与の45分前までに投与完了)に分割して投与
④0.5mL/分で点滴静注を開始し,忍容性が良好な場合は状態を観察しながら投与速度を次のように段階的に上げることができる.但し投与速度は5mL/分を超えない図図
⑤本剤投与によりinfusion reactionが発現した場合には,次のように投与中