適応
大量化学療法後の神経芽腫 注意臨床試験の登録患者のリスク群,腫瘍の状況等について,添付文書「17.臨床成績」の項の内容を熟知し,有効性・安全性を十分に理解の上,適応患者を選択
用法
フィルグラスチム(遺伝子組換え)及びテセロイキン(遺伝子組換え)との併用において1日1回17.5mg/m2を10~20時間かけて点滴静注.28日間を1サイクルとし,1,3,5サイクルは4~7日目,2,4,6サイクルは8~11日目に投与 注意
①1時間あたり0.875mg/m2で点滴静注を開始し,忍容性が良好な場合,投与開始20~40分以降は1時間あたり1.75mg/m2で点滴静注.副作用による減速の際は最大20時間で投与終了
②本剤による疼痛を軽減させる為,投与前から投与2時間後までオピオイド鎮痛剤を投与
③本剤によるinfusion reaction軽減の為,投与前に抗ヒスタミン剤及び解熱鎮痛剤を投与
④副作用発現の際は次の基準を参考に減速,中断,中止(GradeはNCI-CTCAE v4.0に準じる)
a)infusion reaction
1.Grade1又は2
ア)初回発現:発現時の投与速度の50%に減速.回復後,投与速度を1時間あたり1.75mg/m2まで漸増可
イ)2回目以降の発現:中断.回復後,発現時の50%の投与速度で再開可
2.Grade3
ア)初回発現:中断.気道に影響のない血管性浮腫及び他の症状を伴わない軽度の気管支痙攣の場合,回復後,発現時の50%の投与速度で再開可
イ)2回目発現:中断し同日は再開不可.回復し,かつ投与継続が適切と考えられる場合には,翌日以降,綿密なモニタリング下でステロイドを前投与の上,発現時の50%の投与速度で再開可
ウ)3回目発現:中止
3.Grade4:中止
b)低血圧:次の何れかに該当の場合
1.症候性
2.収縮期血圧80mmHg未満(12歳以上),70mmHg未満(1歳以上
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