診療支援
薬剤

ポマリドミド新様式H運転×
4291
pomalidomide
ポマリスト Pomalyst(ブリストル)
 カプセル:1・2・3・4mg

適応

再発又は難治性の多発性骨髄腫 注意

1)少なくとも1つの標準的治療が無効又は治療後再発した患者を対象

2)臨床試験組入患者の前治療歴について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,有効性及び安全性を理解の上,適応患者を選択

用法

〔デキサメタゾンと併用〕1日1回4mgを21日間連日経口投与後,7日間休薬.これを1サイクルとして投与を繰り返す.状態により適減 〔ボルテゾミブ及びデキサメタゾンと併用〕 1日1回4mgを14日間連日経口投与後,7日間休薬.これを1サイクルとして投与を繰り返す.状態により適減 注意

①本剤を含む癌化学療法は,添付文書の「臨床成績」の内容,特に,用法・用量を十分に理解した上で行う

②副作用発現の際は,以下を参考に休薬等考慮

③血小板減少

a)25,000/μLに減少→50,000/μL以上に回復するまで休薬し,再開は休薬前の投与量から1mg減量.再開後,再び発現も同様とし,1mgに減量した後に再び副作用発現の際は中止

④好中球減少

a)500/μL未満に減少または発熱性好中球減少症(好中球数が1,000/μL未満で,かつ1回でも38.3℃を超える又は1時間を超えて持続する38℃以上の発熱)→1,000/μL以上に回復するまで休薬し,再開は休薬前の投与量から1mg減量.G-CSF製剤を使用していない場合には,使用について考慮.再開後に再び発現した際も同様とし,1mgに減量した後に再び副作用が発現の際は中止

⑤皮疹

a)Grade3→Grade1以下に回復するまで休薬.再開は休薬前から1mg減量.再開は,患者の状態にて判断.再び発現した場合も同様とし,1mgに減量した後に副作用が再発現の場合は中止

b)Grade4又は水疱形成→中止

⑥上記以外の副作用

a)Grade3又は4→Grade2以下に回復するまで休薬.再開は休薬前から1mg減量.再開は,患者の状態にて判断.再び発現した

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