適応
副腎癌,手術適応とならないクッシング症候群 注意下垂体性ACTH過剰分泌によるクッシング症候群(クッシング病)患者には下垂体腺腫摘出,放射線照射等も考慮
用法
1回500~1,000mg 1日3回から開始し有効量まで漸増 ►以後,症状,血中・尿中ステロイド濃度,副作用等により増減
!警告
ショック時や重篤な外傷を受けた際には,一時的に投与を中止
禁忌
1)重篤な外傷(副腎抑制を起こす恐れ)
2)スピロノラクトン,ペントバルビタール,ドラビリン,エンシトレルビルフマル酸投与中
注意
〈基本〉
①投与量確定まで治療は入院中に開始
②長期連続大量投与で脳の機能障害あり→長期継続の際は,一定期間毎の行動的・神経学的評価
➌眩暈,嗜眠等あり→運転注意
患者背景
〈合併・既往〉
①本剤の成分に過敏症の既往歴(治療上やむを得ない場合を除き不可)
②無月経症状の患者(月経再開あり)
〈肝〉副腎皮質からの転移腫瘍以外の肝疾患(代謝が