診療支援
薬剤

ダリナパルシン新様式H
4291
darinaparsin
ダルビアス Darvias(ソレイジア)
 点滴静注用:135mg(過量充填として150mg)/V

適応

再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫 注意

1)適応疾患の診断は,病理診断に十分な経験を持つ医師又は施設により行う

2)臨床試験の登録患者の病理組織型等について,添付文書「17.臨床成績」の項の内容を熟知し,有効性及び安全性を十分に理解した上,適応患者の選択を行う

用法

1日1回300mg/m2を1時間かけて5日間点滴静注後,16日間休薬.この21日間を1サイクルとして投与を繰り返す(適減) 注意

①他の抗悪性腫瘍剤との併用に関する有効性及び安全性は未確立

②副作用発現の場合は次の基準を参考に休薬,減量又は中止(GradeはNCI-CTCAE v4.0による)

a)Grade1又は2のせん妄,錯乱等の精神障害,中枢神経障害:症状回復まで休薬.回復後は同量で投与再開可

b)Grade3の副作用(悪心・嘔吐,下痢及び臨床的意義のない無症候性の検査値異常を除く):Grade1又は開始前Gradeに回復まで休薬.回復後は200mg/m2に減量して投与再開可.200mg/m2に減量後に再発した際には中止

c)Grade3の悪心・嘔吐,下痢:対症療法で症状が改善しない場合には回復まで休薬.回復後は200mg/m2に減量して投与再開可.200mg/m2に減量後に再発した際は中止

d)Grade4の副作用(臨床的意義のない無症候性の検査値異常を除く):中止

!警告

‍ 施設緊急時対応可能,医師十分な知識・経験,IC

禁忌

1)過敏症

2)妊婦・妊娠

注意

〈基本〉

①骨髄抑制の発現があるので投与前及び投与中は定期的に血液検査を行い十分に観察

➋せん妄,錯乱等の精神障害の発現があるので,症状について患者等に説明をし,異常が認められた際には医師等に連絡するように指導

③QT間隔延長の発現がある為,投与開始前及び投与中は定期的に心電図検査及び電解質検査(K,Mg等)を行い十分に観察.又必要に応じて電解質補正を行う

〈適用上〉

調製時

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