適応
MIBG集積陽性の治癒切除不能な褐色細胞腫・パラガングリオーマ 注意添付文書「17.臨床成績」の項の内容を熟知し,有効性・安全性を十分に理解の上,適応患者を選択
用法
1回5.55~7.4GBqを1時間かけて点滴静注 注意
①添付文書「17.臨床成績」の項の内容を熟知し,関連学会の最新のガイドライン等を参考にした上で,本剤の投与量,投与回数等を選択
②遊離した放射性ヨードの甲状腺摂取を防止する為,投与前からヨード剤を投与
!警告
施設緊急対応.医師がん化学療法及び放射線治療に十分な知識,経験.IC
禁忌
1)過敏症
2)妊婦・妊娠
注意
〈基本〉骨髄抑制の発現があるので投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行い十分に観察 〈適用上〉薬剤調製時:解凍開始後4時間以内に投与開始.又解凍後に再凍結不可 〈その他〉
①放射線曝露により二次発癌や遺伝子異常のリスク増加の可能性
②海外の臨床試験等で投与後に骨髄異形成症候群,急性骨髄性白血病等の二次性悪性腫瘍が発生したとの報告
患者背景
〈腎〉主に腎臓から排泄.腎機能障害を対象とした臨床試験は未実施 〈生殖〉
①生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には,放射線に起因する生殖細胞への影響等の可能性を考慮
②避妊(男女)
〈妊婦〉禁忌 〈授乳婦〉不可 〈小児〉臨床試験は未実施
相互
〈併用注意〉ラベタロール,レセルピン,三環系抗うつ剤(イミプラミン等):本剤の有効性の減弱があるので併用の回避が望ましい(当該薬剤により本剤の腫瘍への集積が低下)
副作用
〈重大〉骨髄抑制(リンパ球減少,血小板減少,白血球減少,好中球減少等) 〈その他〉
1)消化器(悪心,食欲減退,便秘,唾液腺炎,嘔吐,口内炎,消化不良,唾液腺痛,腹部不快感)
2)循環器(高血圧,BNP増加,左室機能不全,動悸)
3)その他(頭痛,倦怠感,関節炎,血中ビリルビン増加,疼痛,月経障害,甲状腺機能低下症)
動態
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