▼抗癌剤の分類
抗癌剤の分類
Ⅰ.アルキル化薬
1マスタード類 | 1)アルキル化薬は細胞周期と関係なくアポトーシスを引き起こす 2)放射線による治療効果と同作用である 3)骨髄抑制は一般に8~14日目に最も強く現れる 4)二次性白血病を誘発する 5)エンドキサン®,イホマイド®は出血性膀胱炎を引き起こす.予防には,メスナ(ウロミテキサン®注)薬を使用する 6)シクロホスファミドよりイホスファミドのほうが膀胱炎の頻度は高い 7)ベンダムスチンと他のアルキル化薬とのcross-resistanceは極めて部分的である 8)テモゾロミドは血液脳関門を通過し,その薬物濃度は血清の30~40%レベルに達する.ダカルバジンと同様の作用機序である 9)トラベクテジンは心毒性があり,本剤投与前および投与後は2~3カ月毎に左室駆出率をモニターすることが大切である.また,起壊死性抗癌剤で,24時間持続点滴静注のため,中心静脈ルートか |