適応
〈適応菌種〉フラジオマイシン感性菌 〈適応症〉〔眼科〕点眼外眼部・前眼部の細菌感染を伴う炎症性疾患 〔耳鼻科〕点鼻アレルギー性鼻炎,進行性壊疽性鼻炎,鼻及び咽喉頭部における術後処置 軟外耳の湿疹・皮膚炎,進行性壊疽性鼻炎,耳鼻咽喉科領域における術後処置 注意適応症,起炎菌の感受性等を十分考慮
用法
軟眼科・耳鼻科:1日1~数回塗布(増減) 点眼:1回1~2滴 1日1~数回点眼(増減) 点鼻:1日1~数回点鼻,ネブライザー・タンポンにて使用(増減)
禁忌
1)過敏症
2)過敏症(ストレプトマイシン,カナマイシン,ゲンタマイシン,フラジオマイシン等のアミノグリコシド系抗生物質,バシトラシン)
3)軟鼓膜穿孔(薬剤が内耳に移行し,内耳障害が現れ易くなる)
注意
〈基本〉
①点眼点鼻連用を避け,必要最小限の使用にとどめる
②軟非可逆性の難聴の恐れ,以下に留意
a)長期連用しない
b)使用中は特に聴力変動に注意
③感作に注意→徴候発現したら中止
④点眼点鼻全身性ステロイド剤と比較し可能性は低いが,本剤投与により全身性の作用(クッシング症候群,クッシング様症状,副腎皮質機能抑制,小児の成長遅延,骨密度の低下,白内障,緑内障,中心性漿液性網脈絡膜症を含む)発現の可能性.特に長期間,大量投与の場合は定期的に検査を行い,全身性の作用が認められた場合は処置
⑤連用により,数週後から眼圧亢進,又,緑内障が発現→定期的に眼圧検査実施
⑥軟長期連用回避
患者背景
〈合併・既往〉
①以下の患者:不可(やむを得ない場合を除く)
a)角膜上皮剥離又は角膜潰瘍(増悪)
b)ウイルス性結膜・角膜疾患,結核性眼疾患,真菌性眼疾患(増悪)
c)耳又は鼻に結核性又はウイルス性疾患(増悪)
②糖尿病(増悪)
③軟耳手術後(手術部位の治癒が遅延)
〈妊婦〉妊D有益のみ.長期,頻回使用回避 〈小児〉特に2歳未満は慎重に.臨床試験は未実施 〈高齢〉減量等注意
副作用
〈重
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