適応
緑内障,高眼圧症
用法
1回1滴 1日1回 点眼 注意頻回投与により眼圧下降作用が減弱の可能性→1日1回を超えて投与禁
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
➊虹彩や眼瞼への色素沈着(メラニンの増加)による色調変化,又は眼周囲の多毛化の発現がある.これらは投与の継続により徐々に進行し,中止により停止.眼瞼色調変化及び眼周囲の多毛化については,投与中止後徐々に消失,或いは軽減する可能性があるが,虹彩色調変化については投与中止後も消失しないことが報告.混合色虹彩の患者では虹彩の色調変化は明確に認められるが,暗褐色の単色虹彩の患者(日本人に多い)においても変化が認められている.特に片眼投与の場合,左右眼で虹彩の色調に差が生じる可能性.これらの症状については,長期的な情報が十分に得られていないので,定期的に診察し,十分観察.投与に際しては,これらの症状について患者に十分説明し,又,眼瞼色調変化,眼周囲の多毛化の予防或いは軽減のため,投与の際に液が眼瞼皮膚等についた場合には,よくふき取るか,洗顔するよう指導
➋投与中に角膜上皮障害(点状表層角膜炎,糸状角膜炎,角膜びらん)あり→しみる,瘙痒感,眼痛等の自覚症状が持続する場合には,直ちに受診するよう十分に指導
③閉塞隅角緑内障に投与→使用経験がないことから慎重に投与が望ましい
➍運転不可点眼後,一時的に霧視→症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう指導
〈適用上〉
➊交付時
a)点眼のとき,容器の先端が直接目に触れないように注意
b)開瞼して結膜嚢内に点眼,1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫
c)点眼した時に液が眼瞼皮膚等についた場合は,すぐにふき取るか,洗顔
d)他の点眼剤を併用の際は,少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼
e)ベンザルコニウム塩化物によりコンタクトレンズを変色→コンタクトレンズを装着の際は,点眼前に一旦レンズを外し,点眼15分以上