診療支援
薬剤

オミデネパグ イソプロピル新様式運転×
omidenepag isopropyl
エイベリス Eybelis(参天)
 点眼液:0.002%(2.5mL/本)
 ミニ点眼液:0.002%(0.3mL/本)

適応

緑内障,高眼圧症

用法

1回1滴,1日1回点眼

禁忌

1)無水晶体眼又は眼内レンズ挿入眼(嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫及びそれに伴う視力低下及び視力障害を起こす)

2)タフルプロストを投与中

3)過敏症

注意

〈基本〉

➊嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫及び虹彩炎が現れる事がある.視力低下等の異常の場合は,直ちに受診するよう指導

➋点眼後,一時的に霧視,羞明等→回復するまで運転不可

〈適用上〉

➊交付時:次の点を指導

a)ベンザルコニウム塩化物によりコンタクトレンズを変色させることがあるので,コンタクトレンズを装用している場合は,点眼前にレンズを外し,点眼から15分以上経過後に再装用

b)薬液汚染防止の為,点眼の時,容器の先端が直接目に触れないように注意

c)患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し,1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫した後,開瞼する

d)他の点眼剤と併用の場合,少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼

e)遮光保存

患者背景

〈合併・既往〉

①虹彩炎,ぶどう膜炎等の眼炎症性疾患(本剤投与により眼炎症の悪化)

②閉塞隅角緑内障患者(使用経験がない)

〈妊婦〉有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉臨床試験は未実施

相互

〈併用禁忌〉タフルプロスト(タプロス点眼液,タプコム配合点眼液):中等度以上の羞明,虹彩炎等の眼炎症が高頻度に認められている(機序不明) 〈併用注意〉タフルプロストを除く緑内障高眼圧症治療薬(チモロール等):当該薬剤との併用例で結膜充血等の眼炎症性副作用の発現頻度の上昇が認められた.他の薬剤との併用経験無(機序不明)

副作用

〈重大〉嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫(5.2%):投与後に視力低下,視力障害等の症状の発現の場合,速やかに視力検査や眼底検査及び可能であれば光干渉断層計や蛍光眼底造影等の検査を実施し,黄斑浮腫の確認の場合は,投与中止等処置 〈その他〉

1)結膜充血:22.8%,角膜

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