適応
以下の疾患で,他の緑内障治療薬で効果不十分な場合の併用療法:緑内障,高眼圧症 注意
1)本剤投与前には他剤での治療を実施
2)他剤による治療効果不十分の場合又は副作用等で他剤継続が不可能な場合に本剤使用を検討
用法
〔0.5%〕1回1滴 1日3回点眼 十分な効果が得られない場合 〔1%〕1回1滴 1日3回点眼
禁忌
1)過敏症
2)重篤な腎障害(主に腎より排泄→体内蓄積の可能性)
注意
〈基本〉全身的に移行し,スルホンアミド系薬剤の全身投与時と同様の副作用発現あり→注意.重篤な副作用,過敏症状→中止 〈適用上〉
➊原則としては仰臥位をとり点眼し,1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後開瞼
➋投与により高度の流涙を伴う眼刺激症状が発現した場合→薬剤が洗い流され,所期の効果が得られないことあり
➌他の点眼剤との併用時→少なくとも5分間の間隔をあけて投与
➍汚染防止のため,点眼時,容器の先端が眼やまわりの組織に触れないように注意
患者背景
〈合併・既往〉
①眼内手術の既往等(角膜内皮細胞数の減少により角膜浮腫の発現が増加する可能性)
②急性閉塞隅角緑内障(薬物療法以外に手術療法等考慮)
〈腎〉重篤な腎障害:禁忌(主に腎排泄のため,体内に蓄積の恐れ) 〈肝〉肝機能障害(臨床試験は未実施)
〈妊婦〉妊B3有益のみ〔ウサギ(経口)で,母動物に代謝性アシドーシスを生じる用量を投与したとき,胎仔の中軸骨格奇形が報告〕 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉注意
相互
主にCYP2C9,2C19,3A4によって代謝 〈併用注意〉
1)炭酸脱水酵素阻害剤(全身投与)(アセタゾラミド):相加的作用増強
2)アスピリン(大量):双方又は一方の副作用増強→経口炭酸脱水酵素阻害剤で以下の報告:アスピリンは炭酸脱水酵素阻害剤の血漿蛋白結合と腎からの排泄を抑制し,炭酸脱水酵素阻害剤は血液のpHを低下させ,サリチ
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