適応
1中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性
2糖尿病黄斑浮腫 注意治療開始に際し視力等の予後を考慮し,投与の要否を判断
用法
16mg(0.05mL)を4週毎に1回,連続3回(導入期)硝子体内投与 維持12週毎に1回硝子体内投与.症状により投与間隔を適宜調節するが,8週以上あける 26mg(0.05mL)を6週毎に1回,連続5回(導入期)硝子体内投与,症状により投与回数(適減) 維持12週毎に1回硝子体内投与.症状により投与間隔を適宜調節するが,8週以上あける 注意
①臨床試験での両眼治療は未実施.両眼に治療対象となる病変がある際は,両眼同時治療の有益性と危険性を慎重に評価の上投与.尚初回治療での両眼同日投与は避け,片眼での安全性を十分に評価の上対側眼の治療を行う
②1維持期では定期的に疾患活動性を評価し,疾患活動性を示唆する所見が認められた際は投与間隔を8週とする等を考慮
③2導入期における投与回数は,治療反応性に応じ5回未満も考慮.維持期では,定期的に疾患活動性を評価し,疾患活動性を示唆する所見が認められた場合は,投与間隔を8週とすることを考慮
禁忌
1)過敏症
2)眼又は眼周囲に感染或いは感染の疑い(眼内炎等の重篤な副作用発現)
3)活動性の眼内炎症(炎症の悪化)
注意
〈基本〉
①網膜疾患の専門知識を有し,硝子体内注射の投与手技に関する十分な知識・経験のある眼科医のみが投与
②硝子体内注射に使用される薬剤(消毒薬,麻酔薬,抗菌点眼薬,散瞳薬等)への過敏症の既往歴に関し事前に十分な問診を行う
➌硝子体内注射の際,次の点に注意
a)無菌条件下で行う(手術用手指消毒を行い,滅菌手袋,ヨウ素系洗眼殺菌剤,滅菌ドレープ,滅菌開瞼器等を使用)
b)投与前に,適切な麻酔と眼周囲の皮膚,眼瞼,眼表面の消毒の為の広域局所抗菌薬を投与
c)眼内炎,網膜剥離,眼内炎症,網膜血管炎及び網膜血管閉塞等が発現→当該事象を示唆
関連リンク