診療支援
薬剤

トリアムシノロンアセトニド新様式運転×
1319
triamcinolone acetonide
マキュエイド Maqaid(わかもと)
 眼注用:40mg/V

適応

1〔硝子体内投与〕硝子体手術時の硝子体可視化

2〔硝子体内投与〕糖尿病黄斑浮腫

3〔テノン嚢下投与〕以下の疾患における黄斑浮腫の軽減:糖尿病黄斑浮腫,網膜静脈閉塞症,非感染性ぶどう膜炎

用法

11Vに4mLの生食液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が10mg/mLになるように用時懸濁し,0.5~4mg(懸濁液として0.05~0.4mL)を硝子体内に注入 ►懸濁液の濃度は,術式,患者の状態等に応じて増減,40mg/mLを超えない 21Vに1mLの生食液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が40mg/mLになるように用時懸濁し,4mg(懸濁液として0.1mL)を硝子体内に投与 31Vに1mLの生理液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が40mg/mLになるように用時懸濁し,20mg(懸濁液として0.5mL)をテノン嚢下に投与 注意23

①長期投与時の有効性,安全性未確立.長期投与で白内障のリスク上昇の恐れ→継続的な長期投与回避.再投与は,有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ,3カ月以上の間隔をあけ,糖尿病黄斑浮腫に対する硝子体内投与の場合はトリアムシノロンアセトニド粒子の消失を細隙灯顕微鏡等で確認後に施行

②臨床試験において両眼治療は行われていない.両眼に治療対象となる病変がある場合は,両眼同時治療の有益性と危険性を慎重に評価した上で投与.尚,初回治療における両眼同日投与は避け,片眼での安全性を十分に評価した上で対側眼の治療を行う

禁忌

1)過敏症

2)2眼又は眼周囲に感染又はその疑い(眼内炎等の重篤な副作用が発現の恐れ)

3)23コントロール不良の緑内障(症状悪化の恐れ)

注意

〈基本〉

12網膜疾患に関する専門知識を有し,硝子体手術又は硝子体内注射に関する十分な知識・経験のある眼科医のみが使用

12眼内炎が生じる恐れ→投与後,十分な観察

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