適応
1神経因性膀胱,神経性頻尿,不安定膀胱,膀胱刺激状態(慢性膀胱炎,慢性前立腺炎)における頻尿,尿失禁
2過活動膀胱における尿意切迫感,頻尿及び切迫性尿失禁
注意
1)十分な問診により臨床症状の確認及び,類似の症状を呈する疾患(尿路感染症,尿路結石,膀胱癌や前立腺癌等の下部尿路における新生物等)があることに留意.尿検査等により除外診断を実施し,必要に応じて専門的な検査も考慮
2)下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症等)を合併している場合は,それに対する治療を優先
用法
1回20mg 1日1回食後(増減) ►最高投与量は20mgを1日2回まで ►20mgで効果不十分かつ安全性に問題がない場合に増量を検討
禁忌
1)幽門,十二指腸又は腸管が閉塞(胃腸の平滑筋の収縮及び運動が抑制され,症状悪化)
2)胃アトニー又は腸アトニー(抗コリン作用により症状悪化)
3)尿閉を有する患者(抗コリン作用により排尿時の膀胱収縮抑制がさ