適応
過活動膀胱における尿意切迫感,頻尿及び切迫性尿失禁 注意
1)十分な問診により臨床症状を確認し,類似の症状を呈する疾患(尿路感染症,尿路結石,膀胱癌や前立腺癌等の下部尿路における新生物等)があることに留意し,尿検査等により除外診断を実施.尚,必要に応じ専門的な検査も考慮
2)下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症等)を合併の際は,それに対する治療を優先
3)過活動膀胱の症状を明確に認識できない認知症又は認知機能障害患者は本剤の投与対象とはならない
用法
1回0.1mg 1日2回 朝・夕食後 ►1回0.2mg,1日0.4mgまで増量可 注意
①効果不十分で安全性に問題が無い場合は増量を検討.1回0.2mg 1日2回で投与開始した場合の有効性及び安全性は未確立
②中等度以上の肝障害では1回0.1mgを1日2回
③重度の腎機能障害では1回0.1mgを1日2回
禁忌
1)尿閉(抗コリン作用により排尿時の膀胱収縮が抑制→悪