適応
1軟 〈適応菌種〉本剤に感性のブドウ球菌,連鎖球菌(肺炎球菌を除く),大腸菌,クレブシエラ,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー 〈適応症〉表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,慢性膿皮症,外傷・熱傷,びらん・潰瘍及び手術創等の二次感染
2液 〈適応菌種〉本剤に感性ののブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,髄膜炎菌,大腸菌,クレブシエラ属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,インフルエンザ菌 〈適応症〉表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,慢性膿皮症,外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,びらん・潰瘍の二次感染,外耳炎,中耳炎,副鼻腔炎,抜歯創・口腔手術創の二次感染
注意〔中耳炎,副鼻腔炎〕「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し,抗菌薬投与の必要性を判断した上で,本剤の投与が適切と判断される場合に投与
用法
液〔皮膚・外科〕症状に応じて適量を局所に点滴,灌注あるいはガーゼ,綿球に浸して貼付,挿入.なお,深在性皮膚感染症に対しては他の薬剤で効果が期待できない場合に使用 〔点耳・点鼻〕通常プロピレングリコールで 0.5~1%の割合に溶解し,罹患部に適量を1日1~数回(増減) 〔歯科・口腔外科〕綿線,ペーパーポイントに浸して用いたり,局所に直接注入するかあるいはドレナージガーゼに含ませて挿入.適量を局所に点滴,灌注或いはガーゼ,綿球に浸して貼付・挿入 軟適量を1日1~数回 直接患部に塗布又は無菌ガーゼに延ばして貼付 ►液剤・軟膏とも深在性皮膚感染症に対しては他の薬剤で効果が期待できない場合に使用
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめる
②感作の恐れ→徴候(瘙痒,発赤,腫脹,丘疹,小水疱等)が現れた場合は中止
③長期間連用不可
副作用
1)過敏症(発疹,接触性皮膚炎)→中止
2)長期連用(内服,注射等全身投