インドメタシン新様式

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indometacin

イドメシン Idomethine(興和)

　ゲル(35・70g/本)・クリーム(35・70g/本)・ゾル(30・45・90g/本)：1％

インテバン Inteban(帝國)

　軟膏(25・50g/本)・クリーム(25・50g/本)・外用液(50mL/本)：1％

後インドメタシン(ク1％ 各社，液1％　ゲ1％ 日医工P)

適応

以下の疾患並びに症状の鎮痛・消炎：変形性関節症，肩関節周囲炎，腱・腱鞘炎，腱周囲炎，上腕骨上顆炎(テニス肘等)，筋肉痛，外傷後の腫脹・疼痛

用法

1日数回　軟クゲ〔ゾル〕塗擦・〔外用液〕塗布

禁忌

1)過敏症(本剤，インドメタシン製剤)

2)アスピリン喘息(NSAIDsによる喘息発作の誘発)又はその既往歴(重症喘息発作を誘発の恐れ)

注意

〈基本〉

①消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意

②慢性疾患(変形性関節症等)→薬物療法以外の療法も考慮，副作用発現に留意

〈適用上〉

①眼及び粘膜に使用しない

②軟ゲ〔ゾル〕〔外用液〕表皮が欠損している場合に使用すると一時的にしみる，ヒリヒリ感→注意

③軟ゲ〔ゾル〕〔外用液〕密封包帯法不可

〈取扱上〉

➊〔外用液〕黄色の薬液が衣類，皮革，装身具，家具等に付着すると変色・変質することがあるため注意

➋軟ゲ〔ゾル〕〔外用液〕火気を避ける

患者背景

〈合併・既往〉

①気管支喘息(アスピリン喘息又はその既往歴は除く)：重症喘息発作を誘発の恐れ

②皮膚感染症(感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し，観察を十分行い慎重に使用．皮膚の感染症を不顕性化する恐れ)

〈妊婦〉妊C有益のみ(大量又は広範囲の長期投与回避．他のNSAIDsの外皮用剤を妊娠後期の女性に使用し，胎児動脈管収縮が起きたとの報告あり．COX阻害剤(坐剤，経口剤)を使用し，胎児の腎機能障害及び尿量減少，それに伴う羊水過少症が起きたとの報告あり　〈小児〉臨床試験は未実施

副作用

〈その他〉軟〔外用液〕皮膚(瘙痒，発赤，発疹，ヒリヒリ感，乾燥感，腫脹，熱感)　ク皮膚(発赤，瘙痒，発疹，ピリピリ感，接触皮膚炎，湿疹)　〔ゾル〕皮膚(発赤，瘙痒，発疹，ヒリヒリ感，接触皮膚炎，皮膚落屑)　ゲ皮膚(発赤，瘙痒，発疹，熱感，腫脹，乾燥感，ヒリヒリ感，接触皮膚炎)

動態

(軟10gを背部皮膚に

初出:治療薬マニュアル2024 発行:2024年1月

収載:医学書院 医療情報サービス（2024年5月17日　掲-ID：yak_00000-00_a058c003d002e002f001z0003）