適応
変形性関節症における鎮痛・消炎
用法
1日1回,患部に貼付.同時に2枚を超えて貼付しない 注意本剤2枚貼付時の全身曝露量がフルルビプロフェン経口剤の通常用量投与時と同程度に達することから,1日貼付枚数は2枚を超えない.本剤投与時は他の全身作用を期待する消炎鎮痛剤との併用は極力回避し,やむを得ず併用の際は,必要最小限の使用に留め,患者の状態に十分注意
禁忌
1)消化性潰瘍(PG合成阻害作用による胃粘膜防御能の低下により,消化性潰瘍を悪化)
2)重篤な血液の異常(血液障害が現れ,血液の異常を更に悪化)
3)重篤な肝障害(肝機能異常が現れ,肝障害を更に悪化)
4)重篤な腎障害(PG合成阻害作用による腎血流量の低下等により,腎障害を更に悪化)
5)重篤な心機能不全(PG合成阻害作用による水・Na貯留が起こり,心機能不全が更に悪化)
6)重篤な高血圧症(PG合成阻害作用による水・Na貯留が起こり,血圧を更に上昇)
7)過敏症(本剤,フルルビプロフェン)
8)アスピリン喘息(NSAIDs等による喘息発作の誘発)又はその既往歴(喘息発作を誘発)
9)エノキサシン,ロメフロキサシン,ノルフロキサシン,プルリフロキサシンを投与中
10)妊娠後期の女性
注意
〈基本〉
①消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意
②長期投与する場合には次の事項を考慮
a)定期的に尿検査,血液検査及び肝機能検査等を行う
b)薬物療法以外の療法も考慮
③過度の体温下降,虚脱,四肢冷却等があらわれるおそれがあるので,特に高熱を伴う高齢者又は消耗性疾患の患者においては,投与後の患者の状態に十分注意
④貼付により皮膚症状が発現した場合には,本剤を休薬又は本剤の使用を中止するなど,症状に応じて適切な処置
〈適用上〉
①貼付部位
a)損傷皮膚及び粘膜に使用禁
b)湿疹又は発疹の部位に使用禁
c)貼付部の皮膚の状態に注意しながら慎重に使用
②貼付時:本剤