診療支援
薬剤

エトレチナート新様式
3119
etretinate
チガソン Tigason(太陽)
 カプセル:10・25mg

適応

諸治療が無効かつ重症な以下の疾患

1乾癬群(尋常性乾癬,膿疱性乾癬,乾癬性紅皮症,関節症性乾癬)

2魚鱗癬群(尋常性魚鱗癬,水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症,非水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症)

3掌蹠角化症,ダリエー病,掌蹠膿疱症,毛孔性紅色粃糠疹及び紅斑性角化症

4口腔白板症,口腔乳頭腫及び口腔扁平苔癬

用法

寛解導入量:1日40~50mg 分2~3 2~4週間連用 1日最高75mgまで 寛解維持量:1日10~30mg 分1~3 小児寛解導入量:1日1mg/kg 分1~3 2~4週間連用 寛解維持量:1日0.6~0.8mg/kg 分1~3(増減)

!警告

‍ 催奇形性あり.妊婦又は妊娠の可能性には投与しない.又,妊娠する可能性のある女性には投与しないことを原則とするが,やむを得ない場合は使用上の注意を厳守

禁忌

1)妊婦・妊娠(催奇形性)

2)過敏症

3)肝障害

4)腎障害

5)ビタミンA製剤投与中

6)ビタミンA過剰症(悪化)

注意

〈基本〉

①催奇形性があり,副作用の発現頻度が高いので,諸治療が無効な重症の場合にのみ,使用上の注意を考慮して使用.尚,使用に際して患者に以下の副作用について十分説明

➋使用に際しては,催奇形性及び予想される副作用について患者又はそれに代わり得る適切な者に以下の注意事項についてよく説明し理解させた後,同意を書面で得てから使用

a)妊娠の可能性への投与に際しては,次の正常な生理周期の2日又は3日目まで投与を開始しない.又,投与開始前2週間以内に妊娠検査を行う等,妊娠をしていないことを確認

b)催奇形性があるので,妊娠する可能性のある女性で他に代わるべき治療法がない重症な患者にやむを得ず投与する時は,投与中及び投与中止後少なくとも2年間は避妊

c)動物で,精子形成能に異常を起こすことが報告→男性に投与する場合は,投与中及び投与中止後少なくとも6カ月間は避妊

d)催奇形性があり副作用の頻度が高いの

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