適応
既存治療で効果不十分な尋常性乾癬 注意次の何れかを満たす患者に投与
1)光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)で十分な効果が得られず,皮疹が体表面積の10%以上に及ぶ
2)難治性の皮疹を有する
用法
1回100mgを初回,4週後,以降12週間隔で皮下注 注意
①他の生物製剤の併用に関し安全性及び有効性は未確立→併用回避
②本剤による治療反応は,通常投与開始から16週以内に得られる.16週以内に治療反応が得られない際は,本剤の治療計画の継続を慎重に再考
!警告
1)結核等の感染症を含む緊急時に十分に対応できる医療施設において,本剤と適応疾患の治療に十分な知識・経験をもつ医師の下で,本剤による治療の有益性が危険性を上回ると判断される患者のみに使用.本剤は感染症リスク増大の可能性があり,結核の既往者では結核の活動化の可能性がある.又本剤との関連性は明らかではないが,悪性腫瘍の発現が報告.治療開始に先立ち,本剤が疾病を完治させないことも含め,本剤の有効性及び危険性を患者に十分説明し,患者の理解を確認の上で治療を開始
2)ウイルス及び細菌等による重篤な感染症の報告がある為,十分な観察等感染症の発症に注意し,投与後に感染症の徴候又は症状の発現の際には,速やかに担当医に連絡するよう患者を指導
3)治療開始前に,光線療法を含む既存の全身療法(生物製剤を除く)の適用を十分に勘案
禁忌
1)重篤な感染症(症状悪化)
2)活動性結核(症状悪化)
3)過敏症
注意
〈基本〉
➊本剤は感染のリスクを増大させる可能性がある為,投与に際しては十分な観察を行い,感染症の発症や増悪に注意.感染症の徴候又は症状の発現の際には,速やかに担当医に連絡する旨指導
➋投与に先立ち結核に関する十分な問診及び胸部X線検査に加えインターフェロンγ遊離試験又はツ反検査を行い,適宜胸部CT検査等により,結核感染の有無を確認.又投与中も胸部X線検査等の